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金色様のお趣味は不思議の国のアリスのマネをすること?

タイトルはおかしなものですが、内容は本紹介です。
まず、恒川光太郎の『金色機械』
こんじききかいではなく、きんいろきかいです。間違えないように…
恒川さんは、ホラーファンタジーという分類になりそうな作家さんです。
といっても、ホラー色が強いというわけではありません。
今回の話は戦国ー江戸時代をモチーフとしています。そういう時代だというのを考えて読むものです。
だから、花魁という言葉も出てきます。
冲方さんが『天地明察』を書いたように、この本は今までの恒川さんがよく使う背景ではないですね。
だから結構新鮮な感じがしつつも、恒川ワールド全開でした。
時系列は追いにくいですが、それも意味があるのでしょう。
厨二臭い人なら、右手で人を殺せる能力があると書くと興奮するかもしれませんが、そういう感じではありません。
とかく、様々な視点から物事が進んでいき、因果は巡り、そして精算される。そういう物語です。
この人の美しい文体を一度味わってみてはいかがでしょうか?

金色機械金色機械
(2013/10/09)
恒川 光太郎

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次に紹介するのは小林泰三の『アリス殺し』
夢=不思議の国のアリスの登場人物になりきり、それが現実とリンクしているという話です。
もともと、小林さんはホラー専門作家だったので、凄惨な死体が出てきたり、すごくダークな感じの表現があります。
不思議の国の殺人が現実でも発生するということがすごく大事になります。
そして、不思議の国の住人はどこか壊れた感じ。
犯人はあの人だというのは分かりますが、現実に殺人はしていないので逮捕することはできません。
さて、どうするのでしょうかというのが焦点になります。
推理物なので、そこまで怖くないから読んでみてください。

アリス殺し (創元クライム・クラブ)アリス殺し (創元クライム・クラブ)
(2013/09/20)
小林 泰三

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プロフィール

水妖の音楽

Author:水妖の音楽
京都大好き大学生。
2009年 天文学会参加
2013年 サマーチャレンジ  
2015年 夏の学校
現在天文学を勉強中の大学院生
主にあわぎゃらくしーをやっていますが、銀河とつけばなんでも面白がります。
思想の根本は荘子であるため誰かしらに与することはしません。
身体論、哲学の類いの話も好きです。
趣味は読書とクラシックと絵画をみること山登り。
籘真千歳先生のファンです。
SFが特に好きです。森見登美彦さんも好きでサイン本を持つほど。ライトノベルは半分の月がのぼる空。ホラーなら玩具修理者。
クラシックはアリシア・デ・ラローチャやバーンスタイン、佐渡裕、カツァリス等が好み。
絵はマグリットやら、ルドン、川瀬巴水、ドミニク・アングル

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