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GIRAFFEというサーベイのバルジ内を調べたという論文

そもそもGIRAFFEという名前はなんなのかである。これは高分散分光器で、波長範囲は370µm~900µmである。
詳しく知りたい方は下のところをみてください。
ESO-GIRAFFE
さて、この高分散分光器を使って天の川のバルジあたりを見ましょうというサーベイが行われた。
GIRAFFE Inner Bulge Survey(GIBS)というもので銀河のディスクより下の辺りを重点的に調べている。
というのも、天の川銀河の中心というのはダストの減光が激しく、ほとんどの星が見えないからである(ただし、これは可視の話であって、波長を変えれば見通すことができる)。
ということで、銀河ディスク辺りは見ていないが、それよりかはダストの減光が弱いバルジを調べましょうというのが盛んではある。
天の川銀河は我々の銀河であるのに分かっていないことは非常に多い。兎にも角にも、銀河について調べようという試みはいろいろと面白いものである。
バルジに関しても昔は球形だと思われていたが、赤外線の観測ができるようになったころから別のpseudoバルジというものがあると思われている。
このpseudoというのはその名の通り、擬という意味で、バルジのようなものという意味である。これがなんたるかというのはまだまだよくわかっていないことが多い。
理論からは箱、ピーナッツ型(B/P)をしたものだろうと言われて、いろいろな観測からもそれを支持する結果が現れた。この論文もそうである。
銀河の話で、主に速度(力学)と金属量([Fe/H])には関係があると思われている。
高分散分光器では速度と金属量を調べることができる。(キーワードはドップラー効果と等価幅)
GIBSのサーベイをしたところ、銀河系中心に行けば速度分散が増え、外側だと速度分散が小さいことがわかったらしい。
速度分散が大きいということは平衡を保つために球形である必要がある。そして円筒回転していることがわかった。
このことからまあ、B/Pだろうという話になる。
ところが、変光星を用いた結果はそれが見えないというものをもたらしたのですね。
それは今度紹介できればいいですが、まあ、次回。
M.Zoccali et al. 2014, A&A, 562, A66
arxiv:今回紹介した論文
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水妖の音楽

Author:水妖の音楽
京都大好き大学生。
2009年 天文学会参加
2013年 サマーチャレンジ  
2015年 夏の学校
現在天文学を勉強中の大学院生
主にあわぎゃらくしーをやっていますが、銀河とつけばなんでも面白がります。
思想の根本は荘子であるため誰かしらに与することはしません。
身体論、哲学の類いの話も好きです。
趣味は読書とクラシックと絵画をみること山登り。
籘真千歳先生のファンです。
SFが特に好きです。森見登美彦さんも好きでサイン本を持つほど。ライトノベルは半分の月がのぼる空。ホラーなら玩具修理者。
クラシックはアリシア・デ・ラローチャやバーンスタイン、佐渡裕、カツァリス等が好み。
絵はマグリットやら、ルドン、川瀬巴水、ドミニク・アングル

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